よくある質問

事業主の方へ

「公正な採用選考」とはどのようなことですか。

公正な採用選考とは、
①応募者に広く門戸を開くこと
②本人のもつ適性・能力以外のことを採用基準にしないことを基本として採用選考を行うことです。
適性・能力に関係のない事項を把握しないようにしましょう。

※公正採用選考の基本はこちら
http://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/basic.html

面接時に家族構成や住宅状況などについて、
なぜ聞いてはいけないのですか。

面接時に、採用基準としないつもりでも、話の流れの中でうっかりたずねた事柄や、応募者の気持ちをやわらげようとして聞いた事柄の中にも、就職差別につながるおそれのある事項が含まれたりします。採用選考時に配慮すべき事項として、就職差別につながるおそれがある14事項を把握しないようにしましょう。

※「採用選考時に配慮すべき事項」~就職差別につながるおそれがある14事項~はこちら
http://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/consider.html#care-14

「公正採用選考人権啓発推進員」とは何でしょうか。
選任された場合は、何をすればよいのでしょうか。

「公正採用選考人権啓発推進員」は、各事業所内で行われる採用選考が公正なものとなるよう、事業所内での事務的な責任者(旗振り役)としての役割を担っていただきます。このため、ハローワークや労働局が定期的に開催する研修会等に参加いただき、公正採用選考や人権問題等に関する正しい理解と認識を深めていただくとともに、企業トップクラスの方や「公正採用選考人権啓発推進員」ではない担当者の方に対して、「公正な採用選考」の考え方をいかに的確に伝えていただけるかが重要です。

※公正採用選考人権啓発推進員制度についてはこちら
http://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/system.html

新規学卒者の方を募集する際に、応募用紙として
自社が独自に作成した様式を使いたいと考えています。

新規中学校卒業予定者の場合は「職業相談票(乙)」、新規高等学校卒業予定者の場合は「全国高等学校統一用紙」が全国統一的に定められていますので、これを使用してください。
また、新規大学等卒業予定者の場合は、「新規大学等卒業予定者用標準的事項の参考例」を示していますので、これに基づいた応募社用紙、または、「厚生労働省履歴書様式例」を参考にしてください。
なお、新規学卒者以外の応募者の場合は、「厚生労働省履歴書様式例」を参考にしてください。

※採用選考の具体的な考え方はこちら
http://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/methods.html

求職者の方へ

面接時に出生地や親の職業に関する質問がありました。
これは問題ではないのでしょうか。

採用基準としないつもりでも、家族に関することや出生地などに関することを把握することは、就職差別につながるおそれがあります。このため、事業主の方に対して公正な採用選考を行っていただくよう、すなわち、本人の適性や能力に関係のないこれらの事項によって採否が決定されないように、事業主の方への周知・啓発を行っております。上記のような質問があった場合、その他ご不明な点があれば、お近くのハローワークにご相談ください。

※相談機関はこちら
ハローワーク(公共職業安定所)
https://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html